Dr_Salmiの研究室

食にまつわる話題

カラメル色素の区別は困難?

 食品添加物に関する著作で有名な渡辺雄二氏の「体を壊す10大食品添加物」の帯には「がんになりたくなければこれだけは食べるな!」とのメッセージがあり、注意を引きます。

 第一章では10大食品添加物の紹介があり、中でも、食品を褐色に着色する「カラメル色素」に関する説明が印象に残っています。カラメル色素による、がん発生までの過程がわかりやすく解説されるとともに、全てのカラメル色素が悪いわけではないとも指摘さている点が興味深かったです(カラメル色素IとIIはそれほど危険視せず)。

 私たち消費者は、危険性が懸念される「カラメル色素IIIとIV」を成分表示から区別するのが難しい状況なので、可能な限り避けるのが無難とのことです。