パソコンやスマホで同じ姿勢を長時間続けていると、気がついたら肩が凝っています。凝っている部分の周囲の筋肉をしっかり動かし、肩こりをほぐしたり、あまりにひどい時はシップを貼ったりして解決します。今日は、食品でそれをサポートできないか考えて見たいと思います。
肩こりの原因には、血流の低下も考えられます。例えば、寒い場所に長時間いると体温が下がり、体の熱が奪われます。体温を保つために抹消の血流が減少するので、手足に冷えを覚え、肩こりなどの症状に繋がります。また、不規則な食生活による、体内の中心温度が低下する低体温症(35度台以下)が生じて肩こりにつながることもあるようです。
冬場は特に体を冷やさない、ということが重要となりますが、低体温の原因としては筋肉量の低下が考えられます。体の熱は筋肉で作られるので、筋肉が減ると体温が下がるというわけです。
筋肉を増やすためには、下半身の筋肉を鍛えることが効果的です。そこで助けになるのが、筋肉タンパク質の合成に必要な分岐鎖アミノ酸(BCAA)をです。アミノ酸、バリン、ロイシン、イソロイシンがBCAAに相当します。
BCAAの中でも、特に「ロイシン」は、筋肉のタンパク質合成を促進するので、ロイシンを多く含む食品を取りたいところです。鶏卵、牛乳、マグロ赤身、アジ、鶏むね肉などがおすすめです。
食品 | ロイシン(mg) | BCAAの合計(mg) |
マグロ赤身80g | 1600 | 3600 |
アジ 中1尾90g | 1350 | 2989 |
鶏むね肉80g | 1280 | 2792 |
牛乳200g | 640 | 1380 |
卵1個50g | 500 | 1185 |
納豆1パック40g | 520 | 1156 |
(七訂食品成分表より)