Dr_Salmiの研究室

食にまつわる話題

恵方巻き(太巻き)にかんぴょうを入れたい理由

 今年の節分は明日、2月2日です。2月3日が当たり前と思っていたのですが。節分といえば豆まきですが、最近は恵方巻きの話題が多いですね。

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 太巻きセブンイレブン恵方巻きとして売り出し、いまではロールケーキまで登場しています。兵庫県内のメーカーが販売したものは、「オレンジは卵焼きを、イチゴはマグロやサーモンを、それぞれ連想させるように、色合いが似た果物を選んでいる。長さは16センチで、直径は昨年より2センチ長い8センチに」したロールケーキが人気のようです。(神戸新聞2021年1月27日より)

 子供や若い人にはケーキの方が魅力的かもしれませんが、今日は、本当の太巻きの具材の「かんぴょう」についてスポットを当てて見ました。

 かんぴょうはユウガオの果実をひも状にむいて乾燥させたものです。巻き寿司の具として入れる場合は、それを水で戻して、砂糖や醤油で味付けをします。

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 かんぴょうは見た目、地味な具材ですが、その成分を知ると太巻きには外したくないと思われるはずです。

 乾燥100gあたり30gの食物繊維を含んでいます(戻した場合は100g中6g)。野菜サラダによって食物繊維を摂取するよりも、効率的に摂取できるといえます。また、カルシウムとカリウムを豊富に含んでいることも特徴です。100g中、カルシウムは250mg、カリウムは1.8g含まれています。

 太巻きには是非、かんぴょうを入れたいところです。ちなみに、関東にはかんぴょうだけを巻いた「かんぴょう巻き」なる食べ物もあるそうです。びっくりです。

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