新型コロナウイルス 感染症、第二回目の緊急事態宣言下では、一回目の時とは異なり、マスクや消毒用アルコールは店頭にずらっと並んでいます。
ニュースは感染者数に加え、もっぱらワクチン接種の見込みに集中しています。感染予防にはまずマスクで、ワクチンは重症化を防ぐということが期待されています。
一方、食生活面での対策としては、栄養バランスよくということに加え、ビタミンDが少なくならないように注意した方が良さそうです。
アメリカの研究者らの報告によると、ビタミンD欠乏症の人は、そうでない人と比較して4.6倍、COVID-19陽性でした。また、COVID-19に感染する可能性は欠乏症の場合、5倍高くなることも示されています。(Nutrition . 2020 Dec 4;84:111106. )
別のグループの論文では、ビタミンDの他、セレン、亜鉛についても検討がなされ、これらが免疫機能に重要で、炎症の軽減、ウイルス感染への抵抗性に必要であることも示されています。(Nutrients . 2020 Aug 7;12(8):2358.)
ビタミンDは、カルシウムルの代謝や恒常性の維持、骨の代謝に関係していることはよく知られています。不足すると子どもではくる病、成人では骨軟化症などが発症します。
緊急事態宣言でいろんな活動が自粛されていますが、きのこ類、魚肉、海藻類からビタミンDを取り、きちんと日光に当たって活性型のビタミンDを作りたいものです。